S013鹿児嶋新誌 三号
彫工 平
池邉吉十郎 市川左團次
池邉吉十郎ハ暴徒巨魁の一人にして幼少(いとけなき)より智勇鋭く専ら武道を好み成長に随ひ遂に弓馬槍剣の印可を極む 維新の際 朝廷(てんちょう)へ屡々功を奏じて賞典録弐百五十石を賜ふ 明治五年仕(つとめ)を辞して本國(くまもと)へ立戻り鹿児嶋なる西郷桐野にも密かに一策を設け 活計(くらし)の為に異国傳習の染物問屋?を営業せんに染草の原種(たね)に◯すと言触らし商人(あきうど)をかたらひ廃刀を夥しく買集め 其中より撰出(ゑりいだ)して名ある刀を密(ひそか)に磨がせたくわへ置 今般(こんどの)事件に用るに至り諸人始めて遠慮を驚愕(おどろき)戦地(せんじょう)に望みてハ奇策(はかりこと)を施し数度(たびたび)敵を破りし事挙て算へがたしとなむ
長谷川一嶺 記
静岡県立中央図書館での分類は
請求記号 | K915-108-029-037 |
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画題(題名) | 鹿児嶋新誌三号 |
絵師(画工名) | 豊原国周筆印 |
版元 | 上村清左衛門 |
出版年 | (明治10年10月?)(1877) |
員数 | 1枚 |
版型 | 大判 |
彩色 | 錦絵 |
資料名 | 上村翁旧蔵浮世絵集(29) |
カテゴリ | /浮世絵/21集~30集/29集-国周 |
このページの画像は静岡県立中央図書館のデジタルデータを利用して構成している。また、データに関しては東京大学史料編纂所錦絵データベースを参考にした。
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