u006鹿兒嶋新聞 山鹿口戰之圖
2017/08/23国会図書館の館内限定公開で確認
『u005鹿兒嶋新聞 山鹿口戰之圖』の異版
依頼随 眞匠銀光 画
明治十年三月廿六日御届
画工 安達平七 堀江町二丁目二番地
出板人 小林常吉 水谷町四番地
價六銭
右図:大元帥西郷隆盛、永山矢一郎、淵邉高照、別府新助
中図:タイトル、記事、大夛(金常)編輯、邉見十郎太、逆将前原一格
左図:野津陸軍少将
西國に叛賊の名を得て一時逆威を振ひ官軍に抗ずる勢ひあり屡(しばしば)天下を動乱なせし猛将ハ國賊の巨魁なる前原一誠ならん彼一誠が末の弟に前原一格ありて萩の敗走には身を潜み居て時來りぬと鹿兒嶋暴徒に與し(くみし)肩(せ)より脇へ白布を以て我姓名を書記し先鋒となつて山鹿口へ進撃し賊の運命盡ざるか(つきざるか)無事にありて官軍の渦巻中へ只一人馳入り弾丸雨注の下を往来し奮戦ありしか実に(げに)一格ハ一方の強徒といふべし
大夛鏛 編輯 おおたじょう
国会図書館にはこの作品は二組(u005とu006)収蔵されているようだ。共に館内限定公開である。