085鹿児嶋征討紀聞 〔賊徒の女隊船上にて奮戦の図〕
明治十年六月二日御届
出板人 鈴木記 蛎殻丁二丁目三番地
画工 橋本直義 上野北大門丁十一番地
定價六銭
右図:越野柳(こしのやなぎ)
中図:筋梨おさつ(すじなしおさつ)・円出おと子(まるでおとこ)
左図:西郷隆盛・池上四郎・淵辺高照・高城十ニ
散れバこそいとど目でたき桜嶋夫に助力といさましく薩摩そだちの女武者世のえがおに引かへて襷きはち巻りりしく整装?えもの携へ友軍と激戦なせしも数度なりしがあるとき小船にうち乗りて友船に近づきより数刻大ひに戦ひけるとぞ
柳々子
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女武者の名前は右から、こしのやなぎ、すじなしおさつ、まるでおとこ、となっている。明治11年戯作雑誌「月とスツポンチ」を発刊した柳々子ならではのセンスか!?