065鹿児嶌戦記 〔木留、植木にて朝霧中の戦〕
明治十年四月十二日御届
出板人 荒井喜三郎 南傅馬丁二丁目二番地
画工 橋本直義 上野北大門丁十一番地
右図:桐野利秋
中図:西郷隆盛
左図:三好少将
去ル廿五日未だ夜も明ざる内朝霧の深きに紛れ賊徒木留植木の両所へ襲ひ来れバ官兵得たりと大小砲を連発なせども霧の中より突然と切て出或ハ匿るるゆへ官軍砲撃の目的(めあて)も一時分たずといへども霧の晴るに當りて漸く追退けたり また賊兵も深霧のために過(あやま)って同士討をしたるも在(あり)となん
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