013鹿児嶋記事 〔暴徒新政厚徳の旗を押立て進軍せんとす〕
御届明治十年三月二十四日
板主 綱嶌亀吉 浅草瓦丁十二番地
画工 月岡米次郎 南金六丁十四番地
價六銭
右図:長山某・市本勘介・村田新八・別府九郎・弟子丸応助・山内半左衛門・肥後助右衛門・児玉八之進
中図:篠原国幹・桐野利秋・河埜四郎・松永清ノ丞・永山九成・島津某・山口小右衛門・池上四郎・前原一格
左図:西郷隆盛・西郷小平・淵辺高照・永山矢一郎・別府新助・高城十二・辺見十郎大・浅井直之丞・伊東直二・中島武彦
鹿児嶋暴挙の事件其故不詳と雖とも(いえども)街の浮説區々にして真偽不全然(しか)すとも西郷隆盛将師となり初發に肥後城を奪ひ取りて(そこなひ)夫を根とし押し出さんとなしけるど官兵速くも是察し防禦厳成(ぼうぎょげんなり)思案外手筈違となりたり故に新政厚徳の旗を押立衆人を味方にせんとの謀計ならん併(しかし)其終りを不知(しらず)
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