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PC005鹿児島暴徒降参之圖

 

応需 大蘇芳年                     個人蔵

 

御届 明治十年九月十九日

画工 月岡米次郎 丸屋町五番地

出板人 津田源七 尾張町貳丁目壱番地

價六戔

 

右図:山田少将、陸軍少将川路利良、三浦少将

中図:高嶋大佐、小澤大佐、鳥尾中将、川畑種長君、野村盛賢、町田幸三、池上盛行、八木豊治、江田基、肥後直次、有馬友輔、川上四郎兵衛

 

智は◯(まつげ)の如くよく百歩の外を見るも自ら之を見る能ハず 西郷隆盛ハ自(おのれ)が智勇に傲りて(おごりて)暴徒を募集 其身首長となりて熊本に戦ひしより 自今(このかた)数百度の奮戦に出没奇変の謀計を尽くせしも 官軍是に進退して数月の死戦に奮撃あれば諸口の賊兵次第に討れ(うたれ) 大口村の戦には降れる(くだれる)暴徒六百余人 其外所々にて降参多く 人吉都延岡も竟に(ついに)落城なしたりしが 西郷桐野逸見らは姿を隠して遁走せりとぞ

「海の見える杜美術館」に異版有り

 広島県廿日市市にある海の見える杜美術館は西南戦争錦絵のコレクションが充実しており、精力的に展覧会も行っているが、2018年に行われた展覧会にあわせて資料集を作成した。この資料集はオールカラーで作品を見ることができる上、内容・情報も充実した力作であり、研究にはかかせない一冊となっている。海の見える杜美術館では西南戦争に関わる墨摺の版画やおもちゃ絵も研究対象に含めているので、多色刷りを表す狭義の錦絵という言葉ではなく、西南戦争浮世絵と総称している。海の見える杜美術館での分類は『140鹿児島暴徒降参之図』となっている。


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