S016鹿児嶋新誌 九号
御届明治十年十月十九日
画工 下谷上野町十二番地 荒川八十八
出版人 浅草並木町壱番地 上村清左エ門
彫 弥太
池上四郎 沢村訥升
池上(いけがみ)四郎ハ鹿児嶋旧藩(もとけらい)にして前名菊池四郎と言ふ柔術に秀でまた国風(くにふう)種ヶ島砲術(たねがしまほうじゅつ)に妙手と呼ばれ唯新(いしん)以降東京に在て親族池上某の家を継て其時姓を更る(あらたむる)常に桐野に交深く既に今般暴徒の副将と仰がれ豊後口に存て屡々官兵を拒み明治十年三月十三日警視隊一隊豊後路襲来す 折から俄の大雪に咫尺(しせき)も弁ぜぬ其中を通路の並木に潜伏なし其隊長を狙ひ撃たんと大膽にも只壹人(ひとり)雪に半身埋れて待構へしハ猛とやいわんか
長谷川一嶺 記
静岡県立中央図書館での分類は
請求記号 | K915-108-029-040 |
---|---|
画題(題名) | 鹿児嶋新誌九号 |
絵師(画工名) | 豊原国周筆印:荒川八十八 |
版元 | 上村清左衛門 |
出版年 | 明治10年10月19日(1877) |
員数 | 1枚 |
版型 | 大判 |
彩色 | 錦絵 |
資料名 | 上村翁旧蔵浮世絵集(29) |
カテゴリ | /浮世絵/21集~30集/29集-国周 |
このページの画像は静岡県立中央図書館のデジタルデータを利用して構成している。また、データに関しては東京大学史料編纂所錦絵データベースを参考にした。
画像をクリックすれば拡大画像をご覧頂けます。
細部を見るにはこちらからどうぞ。別画面が開きます。
少し時間がかかります。