S015鹿児嶋新誌 七号
御届 明治十年十月十九日
画工 下谷上の町十二番地 荒川八十八
出版人 浅草並木町壱番地 上村清左エ門
前原一格 市川團十郎
前原一格ハ長州萩の産にして武道を深く志し真影流の印可を極め力量もまた人に異なり伯父一誠ハ去年(さるとし)小春の一戦に多年の本望空しくせしを密に(ひそかに)憤り時節を窺ふ 其折から今般(こんど)鹿児嶋一亂を聞と等しく馳加わり數度戦場に敵を破り 就中(なかんづく)川尻口の激戦に衆(ひと)に抽て(ぬきんて)唯一騎辺(ほとり)の土橋に突立上り(つったちあがり)敵を望んで猛威を示せば遉に(さすがに)猛き台兵も見ぬ蜀國の燕人もかくやと計り進みかね暫時(しばし)は銃砲も向けざりしとぞ
長谷川一嶺 記
静岡県立中央図書館での分類は
請求記号 | K915-108-029-039 |
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画題(題名) | 鹿児嶋新誌七号 |
絵師(画工名) | 豊原国周筆印:荒川八十八 |
版元 | 上村清左衛門 |
出版年 | 明治10年10月19日届(1877) |
員数 | 1枚 |
版型 | 大判 |
彩色 | 錦絵 |
資料名 | 上村翁旧蔵浮世絵集(29) |
カテゴリ | /浮世絵/21集~30集/29集-国周 |
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