S014鹿児嶋新誌 五号
御届 明治十年十月三日
画工 下谷上の町一丁目十二番地 荒川八十八
出版人 浅草並木町壱番地 上村清左エ門
彫工 平
村田三輔 中村芝翫
村田三助ハ巨魁西郷隆盛の右翼と頼む一人にして元来(もとより)猛勇無双(ぶさう)なり 明治十年二月廿六日肥後国高瀬の激戰に近衛大坂小倉隊を敵として其間ひ(あはひ)三十間程隔たりて双方(たがひに)砲撃なすを目倦るく(めだるく)想ひ自ら陣頭(じんぜん)に馬を乗出し飛来る弾丸を事ともせず忽ち敵陣へ乗入(のりこみ)當るを幸ひ薙廻り(なぎまはり)必死を極めて悪戰す 官軍大に(おおひに)驚愕なし俄に(にはかに)乱れて撒兵となり狙撃に透間(すきま)非らざれバ哀むべし終に高瀬の土と消けり
長谷川一嶺 記
静岡県立中央図書館での分類は
請求記号 | K915-108-029-038 |
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画題(題名) | 鹿児嶋新誌五号 |
絵師(画工名) | 豊原国周筆印:荒川八十八 |
版元 | 上村清左衛門 |
出版年 | 明治10年10月3日届(1877) |
員数 | 1枚 |
版型 | 大判 |
彩色 | 錦絵 |
資料名 | 上村翁旧蔵浮世絵集(29) |
カテゴリ | /浮世絵/21集~30集/29集-国周 |
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